不動産って何?

わたしたちが生きていく上で欠かせないもののひとつである、住環境は、不動産と呼ばれるものが、大きなベースとなっています。

家や住宅、賃貸や戸建・マンション、アパートなど、住宅を表すための言葉というものはたくさんありますので、いざ"不動産"とは何か?と聞かれると上手く説明出来ないという人も多いのではないでしょうか。

それぞれのものを表す言葉はわかっているのに、いざ不動産という言葉を説明しようとするとなんとなく漠然としたものとなってしまうというのは、やはり不動産という言葉の意味や社会的にどのように扱われているのか、一般の人にはなかなか伝わりにくい部分があるからなのかもしれませんし、なんとなく難しいものというイメージがあるということもあるでしょう。

不動産には、それに関わる専門家が数多くいますが、それだけ専門分野の多いものであるだけに、取り扱いにも慎重さが必要であると言えるでしょう。

しかし、マイホームなどを含めて、住環境というのは誰にとっても人生の大きなベースとなるものですので、知らない・わからない、難しそうと敬遠しないで、専門家にしかわからないようなことがあるとしても、自分自身で理解をしていくということも大切なことです。

そのためには、最も基本的な質問のひとつである"不動産"とは、一体どのようなものであるか、知っておくことが必要です。

不動産という言葉を一般の人が説明しにくいのは、不動産というと家屋や住宅と言ったモノを連想しがちなのに対して、実際には土地や建物が=不動産、という意味なのではなく、不動産という言葉は法律上の言葉であり、概念でもあるからです。

概念を説明するというと、なんとなく難しいことであるように感じるかもしれませんが、不動産は法律上の言葉でもありますので、理解が難解というわけではありません。

不動産という言葉がカバーしている範囲はとても広く、土地とその上に建っている建物(定着物。建物だけでなく木立なども含む)そしてそれらの物権(財産権)はもちろん不動産の中のひとつですが、場合によっては、海面下の土地や、工場内の機械、船舶、自動車といった移動できるようなものであっても、不動産の一部として認められることもあります。