売り時を見極めよう

売り時を見極めよう

経済の流れというものをずっと見ていると、不動産の価格がどのように変動しているのかということも、だんだんとわかってきます。

もちろん、経済というのは先が見えないものですが、今までの流れの繰り返しや社会的に大きな影響を与えるようなイベントや事件などの影響を考えて、どのように変化していくのか、ある程度予測することは出来ます。

そんなことが出来るものなのかと思う人もいるかもしれませんが、確かに未来のことはわかりませんし、確実と言えるものはありません。

そのため、住宅ローンを組む際など、どのように住宅ローンを組むのが一番お得になるのか、固定金利が良いのか変動金利が良いのか、住宅ローンの乗り換えや組み換えはどのようにしたら良いのか悩んだとしても、必ずこれが一番という答えを出すのは難しいでしょう。

しかし、株などをやったことのある人であればわかると思いますが、今までの株価の変動と社会・経済の状況を見て、ある程度予測を立てるということは、可能です。

予測はあくまでも予測ですので、必ずその通りになるかはわかりませんが、しかし、傾向を見て対策を練ることが出来れば、それだけでもリスクはぐんと減りますし、自分自身で判断した結果であれば、納得も出来ます。

資産を運用していく上で、確実や絶対というものはないかもしれませんが、不動産のように高額なものを扱う場合には、なるべくローリスクになるように対策をすることが必要ですし、ニュースなどでイベントや事件などの情報を多く得ることによって、変動を予測しやすくなるのは確かですので、資産運用を行うためには、まず経済の基本というものを勉強しておくとリスク回避に役立つでしょう。

資産の運用の基本は、ものすごく単純化して言えば、安い時に買って、高い時に売るということで、これは不動産などに限らず、すべての経済活動において言えることです。

その売買の価格差によって利益を得るという方法ですので、変動した結果、安く売却することになっては損が出るということになります。

そのために、購入する時期・売却する時期というのは、よく考えて決断する必要があるのです。